ピッコマ | 「悪女は砂時計をひっくり返す」の最新話79話と全話ネタバレ一覧

「悪女は砂時計をひっくり返す」はAntstudio・SANSOBEE・THE ANTが描くファンタジー漫画です。

悪女として処刑される事になったアリアは、信じていた妹が自分が破滅するように仕組んでいたのだと死の間際に知る。

もしこの砂時計に落ちる砂のように時が戻ったら悪女として嵌められた自分ではなく、本物の悪女として再起を果たすとアリアは願い、その願いは果たされ彼女は過去に戻り復習を果たす事になるのだった。

今回はそんな作品を実際に読んでみたのであらすじをネタバレしていきたいと思います。

「悪女は砂時計をひっくり返す」の全話のネタバレ一覧

「悪女は砂時計をひっくり返す」の1話〜最新話のネタバレ一覧
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71話	72話	73話	74話	75話
76話	77話	78話	79話

「悪女は砂時計をひっくり返す」の登場人物

アリア

妹ミエールに嵌められ、悪女として処刑されることになる。

死の間際に祈った生き返りを果たし、復習を誓う。

ミエール

主人公を嵌めた狡猾な人間。

周囲には自分をいじめていた姉アリアにも優しい人間だと思われているが、実際は自分をいじめるよう仕向けていた。

姉アリアが苦しむ姿を見て喜んでいた。

ジェシー

アリアの侍女。過去ではアリアの唯一の味方だったが、彼女に馬小屋に閉じ込められるなどの仕打ちを受けていた。

元々はミエールの侍女であり、彼女からアリアを虐めるように迂遠に指示を受けたが伝わっていない。

アリアに親身に接している。

カイン

アリアの義理の兄。

アリアのことを売春婦の娘と蔑み、妹ミエールを溺愛している。

ロースチェント伯爵

アリアの義理の父。

アリアの実母ロースチェント伯爵夫人を溺愛しているものの、過去生ではアリアには関心がなかった。

ロースチェント伯爵夫人

苦労しながらもアリアを愛し育ててきてくれた。

したたかだが芯があり強く、年齢を感じさせない美貌を持っている。

過去生では妹ミエールに毒殺される。

ローゼン・サラ

アリアの家庭教師。

過去ではビンセント侯爵夫人になった。

アリアの悪い噂を信じておらず、明るく熱心なアリアを可愛がってくれている。

プレデリック・オスカー

プレデリック公爵家の長男。

過去生でのミエールの婚約者であり、今世ではアリアもミエールを超えるために狙っている。

可哀想な女の子が好きな為、前世ではアリアに虐められている立場のミエールを、今世ではミエールより弱い立場に居るように見えるアリアを気にしている。

ルプール子爵

元カジノの運営者。皇太子にカジノをつぶされる。カジノの地下で人身売買を行っていたが、皇太子にカジノに踏み込まれたため逃亡したが、後日あっけなく捕まった。

皇太子（アーステロぺ）

カジノの人身売買など巷の事件を解決している。

後にアリアの恋人となる。

ジョン

元は騎士団にいた。現ロースチェント伯爵家の騎士。

あまり有能ではない。

クロイ

アリアの父。クロア王国のピアスト侯爵の息子。

アリアの母を本気で愛し、彼女を迎えに来ると言ったまま行方知らずになっていた。

クロア王国へと帝国から追放され、その後、帝国がクロア王国を厳しく警戒し始めたため、アップルと名乗っていたアリアの母を探し当てる事ができなかった。

ピアスト侯爵

息子が探していた現ロースチェント伯爵夫人を探し当てた。

後継者としてアリアを自国に連れて帰りたいと考えていたが本人が望んでいない為、諦めた。

レイアーズ・ビカ

皇太子の部下。アリアに肩入れしている。

クロア王国の王にも重用されている謎多き男。

クロア・ローハン

クロア王国の王。イシ―ス公女に兵を貸し、帝国簒奪が出来た時はイシ―ス公女と結婚すると話す。

ミエールを気に入ったと言い、クロア王国に滞在させた。

イシ―ス

公女。

皇太子と婚姻して皇妃となる予定であったが、失敗した。

クロア王国を利用して皇太子から帝国を簒奪しようと考えている。

「悪女は砂時計をひっくり返す」の1話〜最新話のネタバレがコチラ

「悪女は砂時計をひっくり返す」の1話のネタバレ

家族の食卓の中、少女の年頃である主人公アリアのグラスが割れ、周囲から失笑や悪意に満ちたささやき声がする。

主人公アリアは冷静に侍女に治療を頼み、食事の席を中座する非礼を周囲に詫びて去る。

その彼女の礼儀正しい振る舞いに周りの人々は驚き人が変わったようだと好き勝手な噂をする。

大人の姿をしたアリアは薄汚れた格好をし、悪女として蔑まれながら死の間際に呆然としていた。

なぜこのようなことになったか朦朧としていると、自分が侍女たちから唆されて虐めていた妹が近寄ってきた。

妹ミエールがこのような事態になったのは自分にも原因があると、処刑を執行しようとする兄に告げ、姉に祈らせてくれと近寄ってくる。

全て自分がミエールを虐めたせいだとアリアは考え、ミエールに心の中で詫びるが、ミエールの様子がおかしい。

近寄ってきたミエールは周りに気付かれないように悪意に満ち溢れた言動で、アリアが破滅するように侍女たちに指示をして仕組んでいたのだと勝ち誇ったように言う。

死の間際に見えた幻想の砂時計を見ながらアリアは願った。

この落ちゆく砂のように時が戻ったら、悪女として嵌められた自分ではなく、本物の悪女として再起を果たすと。

そして兄により処刑されたその時、彼女の願いは果たされアリアは過去に戻る。

冒頭に戻りグラスが割れる音と共に過去へと舞い戻ったアリアは、本物の悪女となり復讐を果たす事になるのだった。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の2話のネタバレ

侍女のジェシーから手当てを受けながらアリアは過去生でジェシーにした酷い仕打ちを思い出していた。

アリアは過去唯一の味方でいてくれたジェシーへの仕打ちを申し訳なく思った。

とりあえず重い身体を休めようと布団に入ろうとした時、布団の中に割れた砂時計の残骸がある事に気が付く。

その砂時計を見てアリアは本当に過去へと戻ったのだと実感し、神に感謝をする。

次の日、珍しくアリアの養父であるロースチェント伯爵が朝食に参加していた。

アリアの実母である現伯爵夫人は夫である伯爵とは仲が良いものの、義理の息子である長男カインからは内心では売春婦と蔑まれていた。

アリアの復讐相手の妹ミエールは、多忙な伯爵がたまに帰宅した時に貰うプレゼントが楽しみだと、義父からプレゼントが貰えないアリアの前で無邪気を装って言う。

そんな中、アリアは義父である伯爵のために詩を贈ると提案をする。

見下しているアリアが詩を見事に諳んじて父である伯爵に褒められるのを見たミエールは、自身の教養の方が上であるとアピールするようにアリアの読んだ詩の続きを暗唱する。

だがそれは過去生でアリアが、伯爵家を侮辱するような意味の詩を読むとはと義兄カインから酷く怒られた詩の部分だった。

アリアはミエールが引っかかったことに内心ほくそ笑みながらも、表面上憂うような顔をしながら詩の意味を説明した。

そして意味を知り自分はわざと覚えなかったのだとミエールを超える自身の教養を周囲に知らしめた。

過去生でアリアを責め立てたカインは忌々し気にアリアを見た後、過去生での振る舞いが嘘のように、落ち込むミエールを慰めた。

カインなど眼中にないアリアは、食卓の貧しかった頃は食べられないような肉を神に感謝しながら満足げに頬張った。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の3話のネタバレ

アリアのマナーの教師である現子爵令嬢のサラ先生は、過去ではその見事な刺繍の腕でビンセント侯爵夫人となったアリアに親切な大人である。

過去生では貴族のマナーに全く興味がなかったアリアは、ミエールを超える悪女になるという目的の為に熱心にサラ先生の教育を受けていた。

作法が上達したアリアをロースチェント伯爵が褒めた事にミエールは焦り、以前のアリアの拙い食事マナーを当てこするような稚拙な嫌味を言う。

アリアがそれを聞き傷ついたような演技した為、伯爵からミエールは注意されてしまい益々焦るようになるのだった。

そしてアリアは『夫人や娘に初めて受け取ったハンカチを持っていると病気せずに長生きする』という言い伝えを利用し、ミエールに知られないようにハンカチを刺繍し義父である伯爵にプレゼントする事にした。

アリアを応援する母から秘密裏に良い生地をもらい、ロースチェント伯爵家の家紋であるユリの刺繍を見事に完成させる事ができた。

次の刺繍の題材を何にするかサラ先生に聞かれたアリアは、過去生でミエールの婚約者であったプレデリック・オスカーの公爵家の家紋である金のバラを刺繍する事にする。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の4話のネタバレ

過去生ではアリアはミエールを超える事などできないと考えていたし、周りの人々もそうだと思っていた。

だが勉強した上に、将来の流行などの情報を持つアリアはミエールを超える事ができるようになってきていた。

ロースチェント伯爵は、伯爵家で次にする事業についてのミエールの提案はまともに取り合わなかったものの、アリアの提案した毛皮についての情報を集めるように配下に命令した。

使用人からさえ馬鹿にされていたアリアの的を得た提案に、義父を始めとする周囲は関心を隠せないようになってきていた。

毛皮を仕入れに遠方へと出発する伯爵へアリアが見事な刺繍を贈った事にミエールは驚愕し、自室で思い通りにならない現状にわめくことになった。

アリアの思惑に気付いている母である伯爵夫人は、ミエールがプレデリック公爵家の長男オスカーを狙っている事をアリアに伝え、ロースチェント伯爵家には娘が二人いるからねとアリアを応援した。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の5話のネタバレ

サラ先生は今までのアリアの行いから来る『悪女』という評判を嘘だと信じており、アリアの悪い噂を晴らすためにお茶会に出る事を提案した。

アリアはその提案を受ける事にしたが、生き返りの前の少女趣味のドレスしか持っていないので、早速お茶会に相応しいドレスを買いに行く事にした。

だがドレスを買いに行く少々の間だとしても趣味の悪いドレスを着て外に出るのは気が進まなかったので、小火を出し持っていたドレスをわざと燃やすことで体格のよく似たミエールのドレスを借りる事にした。

そして最近の淑女らしい振る舞いで侍女たちに見直されてきたアリアは、ドレスが燃えてしまった事に対し周囲の同情を買う事に成功した。

外面の良いミエールは周りの目を気にしてオスカーから贈られた大事なドレスをアリアに貸すことになってしまう。

アリアは悔し気なミエールを残し、借り物のドレスを着て意気揚々とブティックへ向かうのであった。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の6話のネタバレ

アリアは今の好みであるシンプルなドレスを選んだ後、包装を待つ間にブティックで出されたお菓子を食べながら、去年までは考えられなかった恵まれた生活をしているなと考えていた。

しばらくして品物を受け取り店を出ると新聞貸しが目についた。

アリアは貧しかった頃に仲が良かった新聞貸しのお兄さんが馬車で轢かれて亡くなった事を思い出し、侍女に新聞貸しに一か月分の給料を渡すように命令して市民が読む新聞を手に入れた。

そこには皇太子がカジノや奴隷制度などの事件について明かしたと記載されていた。

流石に皇太子を味方につけるのは難しいなと考えながら馬車に揺られると、やっと砂時計の修理を頼んだ店に着いた。

店リアは自分の死に戻りに関係しているかもしれない砂時計を大事に思っている為、店主の素晴らしい腕に対し報酬を二倍支払った。

アリアがそのまま店を見回っていると威圧感を感じるフードを被った怪しい人物と擦れ違う。

アリアの護衛も警戒して店から出る事を提案したためアリアが店から出ようとした時、年老いた店主がカジノが主催する高価な競売参加チケットを持っている事に気づく。

アリアは貧しそうな店主への親切心で、つい過去の知識からチケットを払い戻すように忠告してしまう。

するとそれを聞いた怪しいフードの男がアリアの護衛を制圧し、その青い瞳で睨みつけながらアリアの手首を握りしめ、店主への忠告の意味を問いただした。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の7話のネタバレ

フードの男はアリアを問いただしたが、アリアはルプール子爵が夜逃げしてカジノが潰れるという噂を聞いたとでっち上げ、男を退けると馬車に乗り家へと急いだ。

その後姿を見ていた怪しいフードの一行は、ロースチェント伯爵家の馬車の家紋やプレデリック公爵家の紋章の入ったドレスから、ロースチェント伯爵家の評判の良い息女であるミエールだろうと当たりをつけた。

そして身元が分かったので少女は捨て置くとフードの青い目の青年は周囲に命令し、アリアがでっち上げたルプール子爵に夜逃げされるかもしれないという情報を加味して計画を早めカジノに突入することにした。

アリアは怪しい行動をした人間がミエールだとこのまま思われるように、しばらくミエールがこのドレスを着るように誘導しようと決めた。

元来気が短いアリアは使えない護衛達を処分したかったが、弱みを利用して護衛の二人を上手く使おうと表面上は許す事にした。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の8話のネタバレ

ミエールはアリアの罠に嵌り、華やかなオスカーから貰ったドレスを着て外へと出かけた。

アリアはサラ先生の主催のお茶会で地味なドレスを着た大人しい少女として振る舞い、得意の刺繍をしたハンカチをプレゼントして好感度を上げ、お茶会に参加していた貴族令嬢たちを味方につける事に成功する。

アリアが平民の時に憧れていたブティックしか知らず控えめなドレスになったと皆に話し同情を誘い、貴族令嬢に相応しいブティックを教えないミエールはアリアに不親切だと周囲のご令嬢たちに思わせた。

お茶会の話題で過去では捕まっていたルプール子爵が今世では逃亡している事を知り、過去と違う状況にアリアは不安を覚えた。

そして先日アリアを守れなかったという弱みを握られている護衛騎士の一人に事件の成り行きを調査させる事にした。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の9話のネタバレ

逃亡したルプール子爵や、通常は用意周到な皇太子が何故目標の子爵を取りのがしたのかについて調べるように命令されたアリアの護衛騎士ジョンは、以前の職場であった騎士団のつてを辿って聞き込みをしていた。

何の成果も得られないまま夜が更けた頃にアリアの砂時計を直した店主を訪ねるが、あらかじめ皇太子に買収されていた店主によって睡眠薬を盛られ眠らされてしまう。

アリアは用意周到に、周囲がジョンをミエールの騎士だと勘違いするように仕組んでいた。

その為、カジノについて不審な忠告をしたと思われているミエールやロースチェント伯爵家が怪しいと秘密裏に捜索される事になるものの、なんとかアリアの名前が上る事はなかった。

サラ先生以外の家庭教師を募集することにしたアリアは、過去生で自分を伯爵に見捨てられた利用価値のない娘だと蔑み、息子をお堅い令嬢と結婚させたご夫人達を選んだ。

今世ではアリアは伯爵令嬢として夫人たちの嫁候補として熱烈なアピールされることになるが、今のところミエールへの嫌がらせの為にオスカーしか眼中にない彼女は勿論聞き流していた。

そうして将来利用するための人材としてサラ先生を筆頭に夫人達もアリアに取り込まれていく事になるのだった。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の10話のネタバレ

アリアは屋敷の外が騒がしい事に気づき、ジェシーに様子を見に行ってもらったが、帰ってこないため転寝をしていた。

だが起きた後も使用人がいないことを訝しみ、階下へと降りていく事にした。

するとアリアは何も聞かされていなかったが、兄カインとオスカーがホールに来ていてミエールが歓待しているところに出くわした。

室内着だった為、アリアはオスカーと目礼のみして室内に一度下がることにしたが、ミエールはアリアの姿が見えた事やオスカーにアリアの姿を見られた事に焦った様子だった。

その後アリアは当たり前のようにランチに呼ばれることがなかったが、呼ばれないのが故意だと気づかなかったようにとぼけて食事の席に着いた。

着飾ったアリアの美しさにカインやオスカーは見惚れたようで、ミエールはフォークを落とすなど動揺を隠せないでいた。

カインが気を効かせてミエールと二人で出かけるようにオスカーに提案するが、上手く躱されミエールとカインの二人で出かける事になってしまう。

アリアは上機嫌で温室に水やりをするが、たまたま来たオスカーに水を浴びせてしまう失態を犯す。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の73話のネタバレ

ミエールはイシ―ス公女の手引きで侍女と入れ替わり、伯爵殺害未遂の容疑で監禁されていた部屋から逃走する事に成功した。

脱走前、カインはイシ―ス公女が反乱を成功させればいずれミエールは解放されるとクロア王国に向かう事に反対したが、ミエールは屈辱的な状況から一刻も早く脱出し、イシ―ス公女に皇太子の空間移動の能力について伝えると主張し逃走を決意した。

だがミエールがやっとの思いでイシ―ス公女と合流したにも関わらず、公女はミエールの言う事を信じず、ミエールに送った自身に都合の悪い手紙を回収しようとしたのだった。

そして一行はとうとうクロア王国の若き王、ローハン王に会う事になった。

なんとか貴族派の反乱の成功の為にも皇太子の能力について信じてもらわなければとミエールは侍女に扮しているにも関わらず、ローハン王に話したい事があると声を上げる。

幸運な事にローハン王は後で話を聞くとミエールに約束をしたが、イシ―ス公女は案内された部屋の中でミエールの軽率な振る舞いを非難した。

ミエールが今回の自身の行動の責任は全て自分が取ると念書を書くと主張した為、ミエールがどうなっても自分の責任は免れるとイシ―ス公女はとりあえず納得した。

だが一連の反応でミエールはイシ―ス公女との信頼関係が揺らいでいる事を実感し、自分の力でクロア王国の後ろ盾を得ると決意した。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の74話のネタバレ

ローハン王の部屋を訪れたミエールはローハン王に対し皇太子が空間移動の能力を持っていると主張した。

するとローハン王はいつの間にか現れた皇太子の側近のはずであるビカ令息と何故か親し気に話しながら、とりあえずはミエールを信じると言った。

昼餐の場でのミエールをクロア王国にこのまま滞在させてほしいというローハン王の発言をイシ―ス公女は訝しみ、ミエールの主張する空間移動の能力が本当なのかと少し考えたが馬鹿馬鹿しいと思い直した。

そして気を取り直してイシ―ス公女がローハン王との結婚の件について聞くと、事前のビカ令息の話と違い、皇城を制圧する事が結婚の条件だと話した。

イシ―スは話が違うと憤ったが、兵士の派遣を担当すると紹介されたピアスト侯爵が計画の二倍の兵力を送ると言った為、とりあえずは引いて急ぎ帝国へと帰り兵士を迎える準備をする事にした。

ピアスト侯爵は兵力を派遣する条件としていた帝国での人探しの為に帝国へとビカ令息と向かう事にした。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の75話のネタバレ

アースはアリアに計画の全ての情報は明かさなかったが、公女が間もなくクロア王国から兵士を連れて帝国に戻ってくると話した。

その言葉通りクロア王国から来た兵士達は貴族派の貴族らの邸宅に滞在する事になり、ロースチェント伯爵家にも彼らはやってきた。

アリアが皇太子の恋人だと知る兵士達は、当初アリアに計画を邪魔されないように他家でしているような傍若無人な態度をとっていなかったが、アリアは伯爵家に打撃を与えるために彼らに散財を煽った。

伯爵家の使用人は兵士達に不満を募らせたが、アリアは伯爵家の財産で問題を解決するように指示し、使用人達の好感度を稼ぎながら、自身が運営する店にもお金が入るようにした。

カイルは伯爵家の財産がアリアや伯爵夫人によって枯渇してきている事に気づいていないようだった。

一方ピアスト侯爵は、社交に参加せずにふさぎ込んで愛した女性を探し続けているクロイの為に帝国で人探しをしていた。

するとビカ令息はクロイによく似た娘がいると話し、侯爵は半信半疑なもののその娘を直接目で確認しに行く事にした。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の76話のネタバレ

ピアスト侯爵はロースチェント家に素性を明かさず訪問し、偶然を装ってアリアに会う事に成功した。

そしてアリアの外見があまりにもクロイに似ている為、彼女はやはりクロイの娘だと確信する。

早速アースに自国であるクロア王国に次期侯爵として連れ帰ると提案するが、アースはアリアの気持ちを聞こうと提案した。

そしてピアスト侯爵に御車に変装してもらい、二人きりの馬車内でアースはアリアに対し実父が来たらついていくかと聞いた。

するとアリアは大変な時に迎えに来てくれなかった父にはついていかないと返事をした。

アースはアリアの返事に喜び、彼女を家へと帰した後にピアスト侯爵に対しにこやかに残念だったなと告げた。

ピアスト侯爵は残念がりながらも納得し、アリアの母にクロイについて真実を話す場を用意してもらうようアースに頼んだ。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の77話のネタバレ

アリアの母である現ロースチェント伯爵夫人は、自身が伯爵家の資産を秘密裏に移動している別荘について話があると皇太子から呼び出しを受けた為、急いでカフェに来た。

すると若い頃本気で愛したアリアの父クロイの父親を名乗るクロア王国のピアスト侯爵と初めて会い、そこでクロイが自分の事を本気で探していた事やクロイの血筋を知る事になった。

アリアが本当に侯爵の息子であるクロイの娘かどうかを確かめるため、アースは夜アリアの部屋のベランダに訪れ、アリアを皇城の庭園へと瞬間移動して案内した。

皇家の血筋であるバイオレットの血をアリアが引いているとするならば、庭園にある聖水と呼ばれる池はアリアを拒まないだろうと思いアリアには何も告げず聖水に触れさせると、聖水は当然のようにアリアを受け入れ、彼女の皇族としての能力が発揮された事を示すように指輪を光らせた。

アリアは自室に戻ってから指輪の能力の事を思い出した為、死に戻りに関係していると思われる砂時計に触れると指輪が光る事に気づき、アースが砂時計について何も聞かないでおいてくれていた事を知った。

アリアは自身に何故死に戻りの能力があるのかは分からないが、何も聞かないでいてくれるアースに自身が実は彼より年上である事を能力と共に伝えようと決心する。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の78話のネタバレ

アリアはカインは相変わらず伯爵家の財政状況に気づいておらず、アリアの誕生日パーティーの規模を大きくするという頼みを軽く了承するのだった。

そして誕生日パーティーが盛大に開催され、アリアの支援する奨学生達も多数来ていたが、カインの招待した貴族達はアリアの血統を貶しながら平民と馴れ合うとはと陰口を叩くのだった。

アリアは伯爵家の名誉を失墜させる計画の一端として彼らを追い払ったが、そのアリアの振る舞いに周囲は益々アリアに心酔するのであった。

忙しい中アリアの誕生会に足を運んだサラ先生は相変わらずアリアと仲が良く、公爵家が失墜すればサラ先生が嫁ぐ侯爵家が帝国トップの権力を持つ事になるとアリアはほくそ笑んだ。

アースが中々来ない事にアリアはやきもきしていたが、しばらくしてアースは大量のアリアへのプレゼントと共にやって来たのだった。

アリアは自室で自身の秘密について話すとアースに緊張しながら伝え、アースは何を伝えられてもアリアを受け入れると笑って言った。

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「悪女は砂時計をひっくり返す」の79話のネタバレ

アリアの部屋で、アリアは『砂時計をひっくり返すと5分前に戻れる』という秘密をアースに話した。

その話を聞いて納得したようなアースは、皇族の中でも一部の者が皇族の能力を使う事ができると話し、アリアが能力を使えるのは皇族の血を引いているからだと話した。

そして皇族が命をかけるほど後悔した時に能力が発言すると説明し、アリアに最近そのような出来事があったのかと質問した。

アースの質問に対し、アリアは決心したように自分が一度かなり過去まで戻ってきているため、アースより10歳ほど年上だと決心したように告げる。

加えて自分の眼識は砂時計のおかげだと話すアリアに対し、アースは砂時計もアリアの能力であり、謙遜せず堂々として良いと言った。

一方で公女の元には支援金を持参したローハン殿下がやってきて、明日すぐに皇城を奪還するように公女に告げた。

その後、公女とオスカーの前で、ローハン殿下の馬車からアリアによく似た美しい男性が降りてきたのだった。

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ピッコマ | 「悪女は砂時計をひっくり返す」を全巻無料で読める電子書籍サイト・アプリはある？

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まとめ

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